CLASSIC

Clara Haskil

Clara Haskil/ Mozart 4 Concertos
Player クララ・ハスキル(ピアノ)
Conductor Ernest Bour
Composer Mozart
Label INAmemoire
Catalog IMV081
Format CD
Discs 2
Category Concertos
Street Date 2009-06-22
Running Time:121分
Origin:FRANCE
Description
CD.1
Mozart: Piano Concerto No.9 K.271(32:07)
イゴール・マルケヴィッチ(指揮)
1955年6月8日フランス国立放送管弦楽団
スイス・ローザンヌ
Mozart: Piano Concerto No.19 K.459(28:15)
イェジー・カトレヴィッツ(指揮)
1956年9月6日ブザンソン音楽祭
(60:51)
CD.2
Mozart: Piano Concerto No.24 K. 491(30:58)
アンドレ・クリュイタンス(指揮)
1955年12月8日フランス国立放送管弦楽団
ボーナス・トラック:
Mozart: Piano Concerto No.20 K 466(29:22)
エルネスト・ブール(指揮)
1948年7月25日エクサン・プロヴァンス音楽祭
(59:19)
1941年、占領下のパリから逃れマルセイユ近郊に疎開したハスキルは、偏頭痛と視力障害に悩まされるようになり、パリから呼ばれた名外科医により視神経を圧迫する腫瘍を取り除く大手術を受ける。CD2-2に収録されたコンチェルトNo.20は、48年7月25日 第1回エクサン・プロヴァンス音楽祭での演奏。Ernest Bour 指揮、Orchestre des Cadets du Conservatoire。この音源はINAアーカイブから奇跡的に発見された。第2次大戦中の録音はないため、この録音が手術後初のレコーディングとなる。
CD1-2のConcerto No.19 は1956年9月6日第1回Festival de Besanconでの演奏。
オリジナルLPはフランスのFNACが発売、このたびINAがCD化した。
30年代、まだ若い頃のハスキルは、聴衆の前での演奏を嫌っていた。緊張と不安で押しつぶされそうになりながらひとつひとつの音に全神経を集中させて演奏している姿に聴衆も息を詰めて聴き入ったという。しかし56年Basancon音楽祭では、不安を微塵も感じさせない円熟した演奏となっている。
控えめで、気難しく、世間に疎いハスキルは彼女を理解し、寛容に受け入れてくれる周囲の人々に多く助けられている。特に後期においては、オランダ人のKonigとスイス人のMichel Rossierに多くの支援を受けている。Konigはすでに中年を過ぎていたハスキルの才能を信じ、私財を投じてコンサートやツアーを企画手配に尽力した。一方Rossierは、金銭的な支援はせず、妻Loukiとふたりでハスキルを理解し、温かく思いやりあふれる友人関係を築いた。ハスキルは特にRossierに絶大な信頼をおき、彼らに守られながら世界的演奏家へと育っていった。

tracklisting
 

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